2015年春夏シーズン到来に向け、チェックしておきたいトレンドメイク。
メインはニュートラルなナチュラルメイクでヌードスキンが目立った
メイクレス旋風到来とも言われている今シーズンですが、
スパイスとしては色で遊んだり太いラインを入れてみたり
アイメイクの存在を際立たせたメイクも多数。
2015年春夏メイクトレンド、特におさえておきたいBEST 5は、、、
#1: Barely There Natural Makeup(ほぼ分からない位の自然なメイク)
あなたが外にすっぴんで出かけるなら、完全にノーメイク派か、
完璧に仕上げたノーメイク風か。どんな時でも肌を健康的に見せたいですよね。
透明感のある肌であっても日焼けした肌であっても、
ランウェイではヌードメイクが見られます。
例えば、Donna Karanでは夏を思わせる健康的に日焼けした肌のトーン、
BCBG Max Azriaはほのかなピーチカラーのチークをすることで
モデルの顔に健康的な色つやを表現。
一方で、Alberta Ferrettiや Gucciはメイクを最小限して、
モデルの肌のトーンとほぼ同じファンデーションで陰影を付けることで
肌に透明感とフレッシュさを出しています。
Altuzarra, Victoria Beckham, Alexander Wang, Thakoonは
ナチュラルメイクを全面に出しています。
Badgley Mischkaや Rodarteは、ノーメイクにパワフルな眉を強調することで
最小限のメイクで仕上げています。
#2:Bold Graphic Cat Eye Swoop(大胆なグラフィックキャットアイのスゥープ※1)
もしメイクアップアーティストがアイラインやアロー ※2 を使って
遊べないとすると、
大胆で表現豊かなグラフィックスゥープを使っているはずです。
そんなグラフィックスゥープを使うからこそ、
今まで見たことないキャットアイが生まれたのかもしれません。
例えば、Givenchy のPat McGrathはブリーチした眉にまぶた全体に施した
トープカラー ※3のスゥープ 。
Max Maraはほぼ同じ効果ですが自然なトーンの代わりに色がオレンジ、
Honorはブルーのキャットアイで明るくクリエイティブなメイクに。
Cushnie et Ochsはクラシカルで
グラフィックなブラックキャットアイでしたが、
John Gallianoや Jean Pierre Braganzaはわずかにメタリックな雰囲気の
キャットアイを表現。
※1 スゥープ/swoop:目頭から鼻筋に下がっていくライン。
※2 アロー: 矢のように少し上向きにこめかみに向かって引いたアイライン
※3 トープカラー: フランス語でモグラの意味:明るいセピア色に
少し赤みのあるグレイっぽい色。
#3:Mauve Eye Makeup(モーヴカラーのアイメイク)
最近のランウェイでは、アイメイクの定番カラーであるブラウンの様に
新しい定番カラーとして、モーブカラーが多く利用され注目されています。
Derek Lamではモーブカラーのアイメイクは最小限とし、
普段使いとしては真似できそうです。
Vera Wangではよりドラマティックになり、大胆なモーブカラーのアイメイク。
Guy Laroche、Mathew Williamson、
そしてTsumori Chisatoのようなブランドは
春のトレンドとしてモーブカラーのアイメイクアップを好んで使用。
#4:Expressive Eyelashes(表現に富んだまつげ)
2015年SSのメイクトレンドでは、ほとんどのメイクスタイルが
目にフォーカスされています。
アイラインやアイシャドーでよりひと際目立ち、マスカラも注目されました。
多くのメイクアップ・アーティストははっきりと表現するために
カラーマスカラを使用、
一方では通常の黒いマスカラでまつ毛を根元から上げて
60年代の雰囲気を出していたのもありました。
これと同じ方法で、Hood by Airでは白いマスカラを
半透明のコンタクトレンズと合わせ、
Martin Grantではブルーのまつげ、
DSquared2では黒々としたお人形のようなまづげを表現。
#5:Passionate Flaming Red Lips(情熱的で燃えるような赤いリップ)
アイメイクよりはリップメイクが好きな人には、
2015年春夏メイクトレンドは時代を超越した情熱的な赤いリップを提案。
Burberry Prorsumでの注目は赤いリップで、
Wendy Rowe氏は唇に半透明なパウダーを散らし、
唇にマットな質感を表現するとともにエッジぃさをやわらげて表現。
メイクアップ・アーティストのHannah Murrayもまた
Topshop Uniqueでぼかして70年代を思い起こさせるような
クールなリップを表現。
Andrew Gn showでは、わざとはみ出したような赤いリップに注目、
Carolina Herreraや Jean Paul Gaultierでは
ロマンティックな艶のある赤いリップ、
Zac Posenや Betsey Johnsonではマットな赤いリップが良かったですね。
他にもダークチェリーやオレンジなどポップで
明るいリップカラーも多く見られました。
<番外編>
Sixties Twiggy Makeup Vibes(60年代のTwiggy風メイクアップ)
ナチュラルメイクが主流な中、毎シーズンどこかでは
相変わらず60年代風のメイクを好んで取入れているコレクションもあります。
強調したアイメイクは、特別な日でも普段着の日でも万能で時代を超越し、
再びトレンドになってます。
Rochasでは、下まぶたの中央にアイペンシルで書いた黒ドットを
Twiggy風のフルラッシュと組み合わせ。
メイクアップアーティストのAttracta CourtneyはOrla Kielyのショーで
60年代風のTwiggyを思わせるラッシュを取り入れ、下まぶたのラインと二重の
くぼみに沿って引いたグラフィックなアイメイクを
自然なトーンで上手く合わせてます。
Julien Davidのショーでは、
今風のパステル調のライラックのアイメイクに太めのライナーを引くことで
上手く60年代のテイストを足しています。
このように、2015春夏のメイクトレンドは多様さと、
我々の要求を十分
に満足させてくれる美の面白さを上手く表現しています。
メイクは全ての女性にとってのベストフレンドです。
さらに2015年の美しい
メイクトレンドはその友達以上とも言えるでしょう。
今回はどんな時も魅力的でなおかつ完璧に2015年春夏のメイクトレンドから
個人的に気になったBEST 5を紹介してみました。
画像引用:fashionisers.com